米国によるICC制裁と大統領の緊急権――議会と裁判所は制約できるか

梅川健(東京大学)著。第2次トランプ政権は、国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長に経済制裁を科した。この措置の背景には、司法活動を脅威と認定し、議会が与えた緊急権を用いて制裁を開始できる仕組みがある。大統領が制裁を発動する権限と、議会や裁判所がその継続を制約する難しさを、米国の国内制度から検討する。
アメリカ政治外交研究会 2026.09.25
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Photo by Alex Wong/Getty Images

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2026年3月16日、ホワイトハウスで行政命令に署名するトランプ大統領
(なお、本文で扱う行政命令14203号への署名場面は報道に公開されなかった)

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続きは、6838文字あります。
  • ICCへの異議と制裁の選択
  • 大統領の判断による制裁を支える仕組み
  • 制裁の継続と対象の拡大
  • 連邦議会と裁判所による制約
  • 注

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