創刊のごあいさつ――「アメリカ政治外交レビュー」を始めます
このたび、ニュースレター「アメリカ政治外交レビュー|佐橋亮・梅川健 編」を創刊します。
「アメリカ政治外交レビュー」は、アメリカ政治外交研究会のメンバーを中心に、アメリカの政治と外交を継続的に読み解くためのニュースレターです。佐橋亮・梅川健が編集を担当し、それぞれ異なる専門領域を持つ研究者が執筆します。
より深く理解するために、背景と構造を読み解く
アメリカでは、大統領や連邦議会をめぐる動き、裁判所の判断、州政治や選挙、政党や社会運動の変化が、外交・安全保障、通商、移民、エネルギーなどの政策と複雑に結びついています。そこで起きていることは、アメリカ国内にとどまらず、日本や国際秩序にも大きな意味を持ちます。
しかし、日々のニュースを追うだけでは、個々の出来事がどのような仕組みのもとで生じ、どのような思想や歴史を背景とし、より長期的な変化のどこに位置づけられるのかを捉えるのは容易ではありません。新しい出来事の意味を考える上で、アメリカ政治・外交の文脈は外せません。
本ニュースレターでは、アメリカ政治・外交をめぐる新しい動きを、専門研究の蓄積に基づいて読み解きます。政策・制度・思想・歴史という四つの視点を軸に、目の前の出来事を紹介するだけでなく、その背景にある構造と変化を明らかにし、日本や国際社会にとっての意味まで考えていきます。
お届けする内容
本ニュースレターでは、研究会メンバーによる新着論考を中心に、公開イベントやウェビナーなどの情報もお届けします。
主に取り上げるテーマは、次のとおりです。
大統領、連邦議会、司法、憲法、連邦制、州政治
共和党、民主党、選挙、保守・リベラルの思想潮流
宗教、文化政治、労働問題、経済政策
外交、安全保障、国際経済、通商、移民、エネルギー
米中関係と、日本を含む国際秩序のゆくえ
専門的な研究成果に基づきながらも、アメリカ政治・外交を専門としていない方にも、背景や論点が伝わる発信を目指します。速報だけでなく制度や歴史的背景から理解したい方、アメリカにかかわる政策実務、報道、教育、研究、ビジネスに携わる方にもお読みいただければ幸いです。
アメリカ政治外交研究会について
アメリカ政治外交研究会は、アメリカの政治・外交を専門とする研究者から構成されています。異なる分野に蓄積された学術的知見を持ち寄り、アメリカ政治・外交を複数の角度から検討しています。
現在のメンバーは、次のとおりです。
佐橋亮(主査・東京大学東洋文化研究所教授):米国外交、国際政治
梅川健(共同幹事・東京大学法学部教授):国内政治、大統領制
梅川葉菜(駒澤大学法学部教授):連邦制、州政治
大林啓吾(慶應義塾大学法学部教授):米国憲法
塩尻康太郎(ハドソン研究所客員研究員):国際経済法
藤本龍児(帝京大学文学部教授):宗教、保守思想
松井孝太(杏林大学総合政策学部准教授):労働問題、経済政策
三牧聖子(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授):リベラル思想、外交
宮田智之(帝京大学法学部教授):シンクタンク、民間財団
渡辺将人(慶應義塾大学総合政策学部教授):政党(選挙)、メディア
これからの配信について
新着論考やイベント情報にあわせて、不定期に配信します。更新はメールでお届けするほか、ウェブサイトでもお読みいただけます。
アメリカで何が起きているのか。その変化はどこから生じ、これからどこへ向かうのか。本ニュースレターを、専門研究と日々の関心をつなぎ、アメリカ政治・外交への理解を継続的に更新する場に育てていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。
佐橋亮・梅川健
「アメリカ政治外交レビュー」編集部
本ニュースレターは、佐橋亮・梅川健を中心とするアメリカ政治外交研究会編集部が編集・配信するものです。アメリカ政治外交研究会は、一般財団法人鹿島平和研究所(以下「鹿島平和研究所」)に設置された研究会ですが、鹿島平和研究所とは別の組織です。したがいまして、本ニュースレターは鹿島平和研究所の公式媒体ではなく、鹿島平和研究所が個別記事の編集・配信・管理監督を行うものではありません。本ニュースレターの掲載内容のうち見解に亘る部分は、各著者の見解であり、鹿島平和研究所、アメリカ政治外交研究会、または各著者の所属機関その他の組織の公式見解を示すものではありません。
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