AIに揺れる第二次トランプ政権:規制を嫌う政権は、AIをどう統治するのか
AIを「規制したくない」第二次トランプ政権は、なぜ政府による監督へ踏み出したのか。大統領令、国防契約、停滞する立法から、アメリカのAI統治の現在地を読む。
アメリカ政治外交研究会
2026.07.29
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梅川健(東京大学)
第二次トランプ政権の方向転換
第二次トランプ政権は、AIを規制したくなかった。少なくとも出発点はそうであった。ドナルド・トランプ大統領はAI産業を「美しい赤ん坊」と呼び、「愚かな規制」によってその成長を止めてはならないと語った[1]。この考え方を政権内で支えたのが、ホワイトハウスにおいて特別政府職員の肩書きでAI・暗号資産政策を担当したデイビッド・サックス(David Sacks)である。シリコンバレーのベンチャー投資家であるサックスは、AI競争を米中の覇権競争として論じた。米国がAIでリードし続けることができれば、21世紀の超大国であり続けられる。対して、規制はその成長を妨げ、競争を不利にする。これが当初の発想であった[2]。
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- 大統領主導のAI統治
- AIの「正しい使い方」を決めるのは誰か
- 連邦議会の対応
- AIに割れる共和党
- おわりに
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